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ヤバすぎる先輩に向かって全力で否定したかったが、当の本人は気にしていない
今朝校門の前で昨日の双子に待ち伏せされていた
穂瑠がオロオロしていると二人は鞄の中からキャンディーパクトを取り出し、パクトの中から妖精の顔だけが出ている気味の悪い状態だった
｢うちは２年の仲間結友や
昨日は唐突に話しかけて悪かったけ｣
照れ笑いしながら結友は頭をかく
｢初めまして
も、おかしい気もするけど
結友の妹の美勇です｣
美勇は肩をすぼめてニコリと笑う
双子の姉だろうか、結友より上品に笑う
穂瑠は名前を聞いてはっと驚く
姉の結友は素行が悪いのかすこし強引で遠慮なく、短期だという噂
喧嘩っ早く、小学生のとき校舎の窓ガラスを割り仕方がないから東京にひっこしてきたとかいないとか
妹の美勇は姉ほど素行が悪いわけではないのだが、彼女の発言は絶対で先生から一目置かれているからか誰逆らえないとか
機能しているかわからない生徒会や存在しているのかいないのかわからない理事長よりよほど発言力があるという
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