無理無理、それって意味ないじゃん

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仁王立ちして手を組む結友の顔が歪む 「うーん、やっぱあかんか……」 二人の声は虚しく空に消え去り、とくに変化しなかった 「やっぱりゼルはテルとじゃないと変身できないんぜよ」 穂瑠のパクトからゼルが顔をだす 「ヤック~」 美勇の手にあるパクトからもタックが顔をだけをだす 「結友~」 少し離れた所に置いた鞄に付けたパクトからタックが顔をだす やはりパクトから顔だけを出す妖精の姿は穂瑠にとって何度もみても気味が悪い 「あかん、あかん! 修行が足りひんよ 自分ら、やる気あると?」 「あのー、結友さん やっぱりゼルとタックはその……」 「なんや?」 「その……」 「ちょっと、結友 穂瑠ちゃんが困っているわよ」 腰を曲げ結友は深ーく深くため息をつく
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