無理無理、それって意味ないじゃん

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「ひどい! てか、誰よ、そんなこと言ったの」 うっすらと笑みを浮かべた寝顔でゼルはいい顔をしているではないか 「結友ちゃまだぜ~」 穂瑠は本当にぬいぐるみらしくゼルを道路に叩きつけつてやればどうなるだろう、と思い穂瑠の頭の上まで持ち上げた そのときだった 反対側の歩道から走ってきた女の子と目があってしまった 「お姉ちゃん、ぬいぐるみと喋ってた?」 ピンクのリボンで可愛く纏められたお団子が左右に2つ、まるでお花がさいて見える髪型だ 歳は5歳ぐらいの女の子だろうか チャイナドレスっぽい服をきた女の子が不思議そうな顔で穂瑠をみている 穂瑠は恐る恐る女の子が走ってきた反対の歩道をみると、なんと女の子と同じ年齢くらいの子供たちが集う児童公園ではないか 穂瑠はいつぞやの朝を思い出し、ゼルを手提げに押し入れると一目散にその場を後にした ゼルと出会った次の日の朝の子供たちのはしゃぎっぷり ゼルを見る子供たちは黄色声を出し近づいた そうなる前に穂瑠はまた全力疾走をする どうやら最近はこればかりのようだ
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