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「ねぇ、ちょっと」
「ねぇ、ちょっと」
「ねぇ、聞いてる?」
「ねぇ!」
「え?」
穂瑠が振り返ると一人の女生徒がいた
廊下で先生以外話かけられることはなかったので、穂瑠はしばらく自分だと気づかなかった
昨日校門で例外はあったが
「え?私」
「そう、あんた」
よく見るとキリリと切れ長なつり目の少女
目鼻顔立ちがクッキリしている美少女だ
前下がりのボブより短めのショートヘアで、細く華奢な体でまるでモデルのように背が高い
このような人種も穂瑠と関わることは珍しい
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