『肉起』

2/3

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
守るものはないって 笑いながら僕は聞いていた 夢が濁ってきて 描いた未来 ぐちゃぐちゃになって 君は強がって 弱い せっかちだから 勘違いも多い 相手に左右されて 浸かりっぱなし 心は裏切るけれど 世界は裏切らない 昔は有意義で充たされた日々 未だにその名残を忘れられず 誰かに頼る 冬の凍えよりも 寒くない空虚 そこに一滴のシミが落ちる また君が餓えたように寂しくなる
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加