*冬の1*

2/2

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
仕事の合い間に抜け出して、近くの銀行まで車で出かけた。 会社で借りている駐車場は住宅街の中にあって、大通りからは少し離れている。 無事用事も終わって戻って来たわけだけれども…。 謎のじー様…、路地から浸入!! うぉぉぉ…、かなり近くに寄ってもまったく道の脇へ寄る様子がない!! 耳が聞こえないのか?? 考えたくないが、邪魔しているのか?? この距離まで近寄ったら、振動も感じるはずなのに。 軽くクラクションを鳴らすも、まったく状況は変らない。 「えーーい!!」 じー様が少し右に寄ったところを、すり抜ける様に通り過ぎようと…ようと…。 「ガリッ」 ぎゃーーーーー!! じー様に気を取られて、左側のミラーを傷つけてしまった。 くそーーー、恐るべしじー様(号泣) 年末の住宅街は要注意。 謎のお年寄り、出没注意報である。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加