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「次に白井さんは、西にあるクランシア神殿に向かって欲しいのです。そこに魔族の力を弱める結界を張っている秩序の巫女がいるので、それを守って頂きたいのです。勿論、案内人は付けますのでご安心を」
「了解だ。みこみこおっぱいを守ってくるぜ!」
意気揚々と返事をする陽介を確認し、ハトリは次に岡崎に話しかけた。
「岡崎さんには、ミツヤシティに潜入して頂きたいのです。先ほど魔王に占拠された街ですが、一刻も早く奪回作戦を立てたいので、その下調べをお願いします」
「了解だ! かわいい案内人を付けてくれよ!」
「ええ、そりゃあもう」
「ああ、もはや人身御供ですの……」
放心状態のリアを横目に、ナナカがため息を吐く。
しかし、ハトリが次に放った言葉は、ナナカにとってあまりにも想定外だった。
「はい、そしてあなた方が見事に魔王を倒した暁には、姫と結婚し、王になってもらいます!」
「ふざけるなですのおおお!」
変態三人の歓声を遮るように、ナナカが断末魔にもにた叫びをあげた。
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