~プロローグ~

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「極月ハン、そのだんなハンとはなんで恋仲に?」 「あぁ、昨日なバッタリ逢って口説かれたんや」 「やるな、だんなハン。なぁ?歳はいくつ?」 「……ワテより30歳上や。 口割らんどいてよ。バレたら大変やから禁断の恋や」 「禁断の恋か…」 「そや。も少し落ち着ぃたらアンタに紹介するわ。 それまで待っといて?」 「わかった。楽しみにしとくわ」 「そろそろ若いもんが迎えにくる頃や。帰ろ」 「そやな。うちも探してるかも知れん。帰ろか」 極月の親友でもあるさくらは 昔から仲の良ぃ蛇組組長の1人娘。 互いの家も近く小さな頃から毎日 行き来する仲だった。 大きな夕陽が沈む中、 2人並んで家路についた。
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