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ふて寝から俺を起こしたチャイムの音に眉を潜めながら覗き穴から外見た。 わ、沢木だ、飯だ、やた! 鍵外して勢い良くドア開けたらガンッて蹴られた。え…なんでドア蹴ってるの沢木。 「危ねーな、顔面狙ったのか幸成」 「あ…ごめん嬉しくて」 勢い良すぎたのか、すまんすまん。 中に入りまっすぐキッチンに向かう沢木からコート受け取りハンガーにかけてまた沢木の所に戻った。 手を洗って買い物袋から材料取り出す沢木の手元を覗き込む。
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