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スウェットに着替えた沢木がまたソファーに座ったから、その膝に足を乗っけて寝っ転がった。 布団もそもそかけて、ぬくぬくと顔を埋める。 「幸成、さっきまで寝てただろーが」 「いいのいいの。起きてると呑みたくなるからさ」 「あ、そ」 布団に潜り、さっき繋いでた手を反対の手で包んだ。 向こう1年みんな幸せになりやがれこん畜生。それくらい俺嬉しかったし。 恋人繋ぎってスゲーな。今日はなんか、得した気分だな。 終
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