3815人が本棚に入れています
本棚に追加
/541ページ
並々注いでベランダに向かい、カラカラと窓を開けてフローリングに胡座をかいた。
日差しが強いな。冬晴れか。てか昼間から別れ話しってどうなのよ。
手にしたグラスをゆらゆら揺らし、中の氷が溶けるのをまつ。
グラスが冷えきった頃、ぐいっと呑んだらゲホッとむせた。
「キッチ…」
あー喉が焼ける。
グラスをその場に置いて、シンク横が定位置の灰皿と煙草を取りに行った。
その場で一本口にくわえてからグラスの元に戻る。
最初のコメントを投稿しよう!