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「何してんだ薬師寺」 生まれたての小鹿のようにプルプル震えていたら、頭上から声をかけられたので何事も無かったかのように立ち上がって上を見た。 「先生。俺は負けない」 タキ君とは別れて見せる。 「は?まあいい、コーヒー飲みに来い」 手袋外して校舎に戻って少し迷いながら先ほど担任が顔を出していた部屋に向かった。 あれ、ここ科学室だよな?何でだろうか。 「失礼しまーす」 中に入ったらビーカーコーヒー…って担任…これ持つの辛いから。
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