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アキラが馬鹿高校に転入してから1週間が経過した。
羽山アキラ
「暇だ~。」
アキラは一人で屋上に居る。
羽山アキラ
「つまらない。誰も相手してくれない。」
馬鹿高校の一年生達は、アキラを無視している。
アキラがタバコを吸いながら、青空を眺めていると、アキラの目の前に馬鹿高校の生徒が現れる。
生徒
「お前が、転入生の羽山アキラ?」
羽山アキラ
「そうだけど。」
生徒
「ふ~ん。近くで見ると、馬鹿な顔をしてるな。」
生徒は笑いながら、タバコに火を点ける。
羽山アキラ
「おい、アンタ。誰が馬鹿だって?」
生徒
「聞こえなかった?お前に言ったんだよ、羽山アキラ君。」
羽山アキラ
「許さん。」
アキラは生徒にハイキックを放つが、生徒はアキラのハイキックをしゃがんで避ける。
羽山アキラ
「俺の、蹴りを避けられた……。」
アキラは少し、驚いている。
生徒
「危ない危ない。全く驚いたよ。」
生徒は余裕でタバコを吸っている。
羽山アキラ
「お前、1年生じゃないな?」
生徒
「やっぱり分かる?おれの名は神谷ジン。2年生だ。」
羽山アキラ
「神谷ジン……。アンタ以外にも、2年生には強い奴は居るのか?」
神谷ジン
「もちろん。3年生もヤバいぜ。」
羽山アキラ
「本当か?3年生に会わしてくれ。」
神谷ジン
「それは無理な話だ。」
羽山アキラ
「何でだよ?」
神谷ジン
「3年生に会いたければ、1年生のトップにならなきゃ。」
羽山アキラ
「1年生のトップになればいいんだな?」
神谷ジン
「ああ。」
羽山アキラ
「だったら、アンタにお願いがある。」
神谷ジン
「良いぜ、後輩の頼みなら聞いてやるよ。」
~放課後~
神谷ジンの校内放送により、馬鹿高校の1年生達は体育館に集まっている。
1年生
「珍しいよな、ジンさんが、1年生を集めるなんて。」
1年生
「ああ。これは何かあるぜ。」
1年生達は話していると、壇上の横から誰かが出て来る。
1年生一同
「お前は……。」
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