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羽山アキラは壇上の横から出て来る。
羽山アキラ
「皆さん、どうもこんばんみ~。」
アキラは挨拶する。
1年生
「何でお前が来るんだよ?」
1年生
「俺達はジンさんに呼ばれて来たんだぞ。」
1年生
「そうだ、そうだ。」
1年生
「ジンさんを呼べ。」
体育館に集まった1年生達は一斉に騒ぎ出す。
羽山アキラ
「君達って忙しいね。騒いだり、静かになったり。」
1年生
「黙れ、田舎者。」
1年生
「帰れ~。」
1年生
「帰れ~。」
1年生
「馬鹿野郎。」
1年生
「帰れ~。」
1年生
「帰れ~。」
1年生達はアキラに帰れコールをする。
羽山アキラ
「……静かにしやがれ。」
羽山アキラ
「お前らは、クズか?アホか?小学生か?違うだろう。不良なら拳で語ろうぜ。」
アキラは右手に拳を造り、前に向ける。
1年生一同
「……。」
神谷ジン
「まったくだぞ。今の1年生はつまらない。」
壇上の横からジンが出て来る。
1年生
「ジンさん……。」
神谷ジン
「確かに、羽山は後から入ってきた奴だが、俺はお前らと比べたら全然度胸が違うぞ。」
1年生一同
「……。」
神谷ジン
「羽山が一つだけ、提案があるらしい。」
羽山アキラ
「そうだ。俺はなりたいんだ、1年生のトップに……。」
アキラが言った瞬間、何人かの不良の殺気がアキラに向けられる。
羽山アキラ
「楽しめそうな奴が何人かいるな。」
アキラは大きく息を吸い込み、叫ぶ。
羽山アキラ
「今から、一年戦争を行う。やりたい奴は右側に集まれ。」
言い終わった後、右側を見ると……10人が集まっている。
羽山アキラ
「少ないな。」
神谷ジン
「いや、実際に実力があるのはそんぐらいだ。」
羽山アキラ
「挑もうとはしないのか?」
神谷ジン
「既に殆どの1年生はいろんな派閥に入ってるからな、ある意味1年生代表として参加したんだろう。」
羽山アキラ
「なるほど。参加しない1年は帰っていいぞ。」
一年戦争に参加しない1年生達は帰るのであった。
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