魔王の冒険~魔界を抜けた先には***がいた~

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魔王様がそんなことになっている時、私サクラとマイケルさん、エグチの三人は離れた場所に逃げてました。 「よ、良かったんですか?」 「奴に構うな、知らない振りをしていろ。勇者達が集まって来ている」 「えっ?」 そう言われてみると確かに街中に勇者っぽい顔をした人達が集まっていました。魔王様曰く 「厨二みたいな顔とか行動してたらそいつ勇者なwwwwww」 らしいのですが本当にそうみたいです。 「でも魔王様は大丈夫なのでしょうか…」 「あいつは大丈夫だ。チート魔王だからな」 「チート?それってなんですか?」 「反則並に強いことだ」 成る程…確かに魔王様は強いお方ですからね。 「しかしいくら旦那でもあれは厳しいんじゃないですかね」 「無駄な心配だな」 「無駄な心配?」 「そうだ、奴は誰にも負けんさ。奴は化物だからな」 そういうとマイケルさんは椅子に腰掛けてしまいました。傍観するつもりのようです。
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