あのとき
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中身は、あたしが可愛いって言ったヌイグルミだった。 大きさは手のひらサイズの小さいものだったけど、確かにあのヌイグルミだ。 「あら…紗耶ちゃんへのプレゼントかしらね」 「そうかもしれません… あ、あたしそろそろ帰ります。また…来ますね」 「ええ、待ってるわ」 この会話からあたしたちは会っていない。
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