第一章

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時は江戸の21XX年。異国文化の進入を拒む鎖国政策を取り止め、開国してから早300年が経つ。 開国してからというもの、日本はめまぐるしく成長をし、外国にも引けを取らない程に発展をした。 科学はもちろん、医学や機械、さまざまな分野に置いて発展してきた日本。その日本が世界で初めて開発に成功したという技術がある。 それは“刀からその持ち主の魂を抜き取る“というものだ。 刀とは武士の魂が宿るもの。例え持ち主が死んでもその刀には持ち主の魂が宿っているため、抜き取って新しい身体に入れることができたらー…、 その人は、元の身体ではないが、新しい身体で生を受けたということになる。 この技術を発案したのは21代将軍の徳川慶親(よしちか)だ。何でも彼の有名な新撰組の幹部たちの剣術をこの目で見たいと言い出し、そこから考えを巡らせていったそうだ。
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