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｢っ……ぁ……ぉい……………｣
｢っ…何?お父さん!どうかした?｣
｢葵…俺は……もう…ダメだ……
………自分で………分かる……
俺は……母さんの……所に行く
だが…お前を…1人にゃ出来ねぇ
……そこの……引き出しに……
ちょっとした…知り合いの……
連絡先と…住所が書いてる……
紙が…入ってる……だから……
…明日から……ぉ…お前は……
……そこ…で……暮らせ………
俺からも…一応話してあるが…
そこ…に…行ったら…これ…を
住んでる……人に…渡せ………
今の家は…売って…いい…から
それと…俺の…机の引き出しに
通帳が…入ってる……入院費や
何やらで､んな残んねぇだろうが
お前の好きに使え…必要なﾓﾝも
色々あんだろ…?……ﾂﾗｲ思い…
……させちまうが…お前は……
笑って……元気に…過ごせ……
泣くな!……はムリか……お前は
優しいからな……すまねぇな…
お前が……明日から暮らす家も
…お前にとって……いい場所に
なるか分かんねぇ……が…1人に
なるよりいいとは………思う…
ﾎﾝﾄにすまねぇ…俺が…もっと…
しっかりしてりゃ…んなｺﾄには
なんなかったろうに…ﾎﾝﾄ悪いな
お前に…ﾑﾘばっかさせちまった今まで…………ありがとな……｣
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