赤い瞳

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近藤から連絡を受けた翌日、土方は嫌がる総悟と隊員達を連れ、ターミナルにやってきた。入国手続きの受け付けやターミナルの出入り口、その他各担当場所に分かれて見回りをする。 「不法入国者なんて腐るほどいるじゃないですかィ。今更警備だのなんだの強化したって、大して変わらないと思いますけどねェ。」 「んな事言うな、これも仕事なんだよ。たまには真面目にしやがれ。」 「俺はいつでも真面目でさァ。」 飄々と返す総悟を殴りたい衝動に堪えながら、土方はターミナルを見渡した。そこは、多くの星の種族でごった返しになっていた。星が違えば、文化も違うし文字も言葉も違う。銀河にある数え切れない程の入国許可証を見分けるのは、容易な事ではないだろう。 「土方さん、お腹空いたんで仕事終わりにしませんか?」 「何勝手な事言ってんだテメェ。」 「いや、どう見たって真撰組の出番なさそうじゃないですかィ。」 不満そうに総悟が言った時。 ターミナルに警報が鳴り響いた。
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