父と娘

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ゆっくりと時間をかけて近づいて来たユウに、神威は起爆ボタンを渡した、瞬間。 「じゃあ困らせたお仕置きだ。」 一気にユウの腕を捻り上げ、骨を折った。 「うわああぁ!!」 激痛に悲鳴を上げるユウを、そのまま建物に投げ飛ばす。ユウは総悟達のいる建物の壁に叩きつけられた。 「ユウは起きてたら言う事聞かないから、眠らせないとね。」 そう言って神威はユウに銃口を向ける。それを不思議そうにユウは見た。 (なんで私を狙ってるんだ?) 私を捕まえに来たんじゃないのか? そんな事を思っているうちに、仕込み銃が火を吹いた。半ばやけくそになって、手で銃弾を掴もうと試みる。 その時、ユウは優しく抱きしめられた。
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