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「きみ、なかなかやるね。」
ちょっとだけ本気見せちゃおっかな?
そう悪戯っぽく言うと、神威は左からきた総悟の刀を素手で掴んだ。一瞬動きが鈍くなった総悟の顎をすかさず蹴り上げる。
「かはッ!!??」
喉を圧迫されて息が出来ない。続けざま番傘を右肩から打ち下ろされ、鎖骨と肋骨が砕けた。
「総悟!!」
土方の悲痛な叫びが響く。
「あら、思ったより呆気ないね。」
神威が番傘を総悟の心臓にむけた。
「…沖田から離れろ。」
神威に放たれる弾丸。それをかわし、彼は声の主を見て嬉しそうに微笑んだ。
「会いたかったよ、神羅。」
「私は神羅じゃない。」
そう冷たく言い返し、番傘を構えたユウは神威に飛び掛かった。
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