二人の死人

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男の言葉に六神刀夜は激怒した。 「ははは。………うるせぇよ。お前の勝手な約束に付き合ってる暇はねぇんだ」 男はそう言うと六神刀夜の目の前から突然消える。 「ど、どこいった!?」 六神刀夜は驚き周りを忙しなく見渡す。 「こっちだよ」 それは本当に突然のこと。 消えた筈の男は突然六神刀夜の背後に現れた。 六神刀夜は声の元に首を向けようとする。 そう、首を向けようとしたのだ。 だが、首が動かない。 それは男に頭を片手で掴まれてるから。
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