闘いは突然に始まる

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「そうでもないよぉ」 大人っぽい声で幼い話し方に俺は少しばかり悪寒を覚えた こいつはヤバイと頭の中で緊急事態のアラートがなりっぱなしだ… 「久しいな……《無限虚無虚空‐インフィニティ・グランドアモス‐》」 そう言って俺が声の方向へ振り向くと、ジーパンにパーカーという格好した高校生くらいの女がいた 「久しぶりねぇ~、ざっと8年ぶりくらい?」 「お前とは一生涯の間会いたくなかったのだが…」 8年前に殺り合った時はなんとか引き分けた あの時は経験差が出たおかげだが…… 今は通用しないな 俺と奴だけならいい勝負なのだが、一対四これは厳しい 俺の頭には不利の文字しか出て来ず 冷や汗が流れるのを感じた
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