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理央は電話に出た
『もしもし…』
「もしもし?理央?ブログ見たけど大丈夫?」
友達のマリが昨日遺書のつもりで書いたブログを見て心配して電話をかけてくれたよう。
理央はさっきまで死のうとしてたのを悟られたくなくてとっさに平常心を装った
『マリ?大丈夫だよ。ただ昨日はちょっと病んでただけ』
「そう…。ならいいけど。。」
『用事があるからもう切るね。』
そういうと理央は強引に電話を切った。
また嘘をついてしまった。
ほんとは構って欲しかった。
けど、もう迷惑なんてかけられない。
アタシは決めたんだ。
もう死ぬって決めたんだ
もういなくなるって決めたんだ
それなのに。。
怖くて手が震える
あんだけ死にたかったのに
痛いのは一瞬だ
一気にいけばいい
そうだ。。
そう。。
一気に。。。
一気になら怖くないはず
大丈夫大丈夫…
震える手で必死に刃先を向けた
うっ…
グサリ
理央は眠った
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