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その日の夕方、傷が癒えた真撰組隊士達と総悟は、久しぶりに屯所へ戻った。
「総悟オオォ無事だったかアアアァ!!」
帰って来た総悟に、近藤が泣きながら飛びつく。それに苦笑しながら、総悟は呟いた。
「あー、代わり映えのしない場所ですねィ。」
文句を言いながらも、その表情は柔らかい。
「で、こちらの女性は…?」
近藤が目線を移した先にいたのは神楽だった。神楽は偉そうに笑って、胸に手を当てる。
「宇宙一の美人エイリアンハンター、神楽アル!!」
「エエエエェ!!??チャイナさんんんん!!??」
「そんでもって俺の花嫁でさァ。」
「本当か総悟オオオォ!!!!」
近藤が総悟の肩を掴んでがくがく揺さぶる。「よかったなアアアァ!!!!」と叫ぶ近藤に、総悟は親指を立てた。そんな彼の背後に、殺気を纏ったユウが歩み寄る。
「何勝手な事言ってるんだ沖田…。」
「何って事実でさァ、なァ神楽?」
総悟が神楽の肩を抱けば、ユウがその手を叩き落とす。
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