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「そんなに俺が嫌ですかィ!!??」
「お前を父親にするくらいなら、土方を父親にしたほうがマシだ。」
「何で俺エエェ!!??」
いきなり指名され、土方が叫ぶ。土方を見た総悟は、黙って刀を抜いた。
「やっぱり二人の愛の障害は廃除しないといけねェな、って事で死ね土方。」
土方に斬り掛かる総悟と、逃げ回る土方。それを笑って、神楽とユウはしばらくお世話になる屯所の客間に案内された。
「本当ありがとうアルな、ジミー。」
「それは局長に伝えて下さい。」
冴えない笑顔の山崎が客間の説明をする。ユウはつまらなそうに縁側に座り、足をぶらつかせていた。
「ユウ、荷物の片付け頼んでいいアルか?ちょっと買い物行って来るアル。」
「はーい、すぐ帰って来てね!!」
ユウの元気な返事を聞いてから、神楽は部屋を出た。
しかし神楽は、闇が空を覆っても、屯所に帰って来なかった。
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