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「大丈夫だ神楽…そんな奴俺がお前の中から消してやるよ。沖田総悟なんて沖田総悟なんて沖田総悟なんて沖田総悟なんて沖田総悟なんて…。」
狂ったように総悟の名前を連呼する銀時に、神楽は恐怖した。彼の目は淀み、口角がゆっくりと釣り上がる。
「お前が呼ぶ名前なんて、俺一人で十分だ。」
銀時の唇が神楽のそれを塞ぐ。無理矢理こじ開けて舌を挿し込み、神楽の舌を捕まえて弄ぶ。神楽は涙を流しながらされるがままになっていた。
(このままじゃ総悟が危ないアル。)
どうにかして彼を止めなければ―――
思考を巡らせるも、このままでは何も出来ないのは明らかだ。鎖の音が酷く忌ま忌ましい。
(どうすれば…いいアルか?)
銀時が昇り詰めていくのを感じながら、神楽は意識を手放した。
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