さよなら

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それから数日後―――新八は買い物の途中で、総悟と出会った。 「こんにちは、沖田さん。」 「…おゥ。」 力無く返事する総悟に新八は苦笑する。 「どうしたんですか?まさか神楽ちゃんと上手くいってないとか?」 彼の言葉に、総悟は目を見開く。 「神楽が行方不明になった事、あんた知らねェのかィ!!??」 その言葉に、新八は息を飲んだ。 「行方不明って、本当ですか!!??」 「何言ってるんでィ!!旦那から聞いてねェのか?」 「聞いてません…。」 “旦那”という言葉に、新八は苦い顔をする。 「最近…銀さん、万事屋に誰も入らせないんですよ。定春まで追い出して、僕にまかせっきりだし。」 「まさか…。」 表情を強張らせる総悟に、新八は必死で言う。 「沖田さん、銀さんはそんな人じゃありませんよ!!…それじゃあ僕、様子見てきますね。」 「じゃあ、連絡お願いしまさァ。」 そう言い、二人は別れた。しかし総悟は踵を返し、新八の後ろ姿を追った。
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