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何度も何度も銀時の刀が総悟に打ち付けられる。
(さっきより斬撃が重ェ。)
舌打ちして、総悟は横に逃げた。そこにあった椅子が、銀時に叩き斬られる。銀時の目が一瞬椅子に気を取られた時、総悟は彼に斬り掛かった。しかし銀時が蹴り上げた椅子の残骸に阻まれ、刃は銀時に届かない。と、少し前屈みになった総悟の頬を、酷い衝撃が走った。銀時の裏拳を喰らったらしく、総悟は横に受け身をとってすぐ立ち上がる。鼻血を流す総悟に、銀時は楽しそうに言った。
「おー、悪い悪い。顔が自慢の一番隊隊長さんを殴ちまった。大丈夫か?」
「この程度の攻撃で崩れるほど脆くねェんで、心配ご無用でィ。」
言い返して、総悟が不敵に笑った。
その時。
「そこまでだ!!」
鋭い声と共に、黒い波が万事屋に流れ込んで来た。
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