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いつもなら誰も居ない早朝の屋上です。
今日はそこになんとなんと…
渉が居ました。
「…渉?何してるの?」
渉は振り向きます。
渉の頬には涙が流れていました。
「…皐……?」
彼はまるで天然記念物が目の前に居るかのようにまるで私が物珍しいもののような視線を向けます。
顔に何かついているのでしょうか…?
にしてもそんなに見つめられたら恥ずかしいです。
その…好きな…人だし……。
…そんなことより彼の涙の理由が気になります。
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