14802人が本棚に入れています
本棚に追加
/492ページ
SOUL-PLAYが無くてはハイデルとノルンの調整ができなくなる。
そのリスクを承知の上で、少年は行動を起こした。
『……お前は、馬鹿だ』
エクシアは少年に近づき、そう呟く。
『そう、かもな……でも、なんとかなるだろ』
少年は苦笑しながらゆっくりと立ち上がる。
多少ふらついたが、それをエクシアが体で支える。
その時だった。
『ヴォォォォォォォォォォォォォォォッ!』
突如【黒い狼】がエクシアの腹を“内側”から喰い破る。
最初のコメントを投稿しよう!