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「そろそろ起きなさい学校遅れるわょ」
敦子は娘を起こしたけどなかなか起きない。
「母さんも介護の仕事行かないと遅れちゃうょ」
「ほら、起きなさい」
無理やり布団をひっぺがしたけどなかなか起きない。
「もう知らないから…」
諦めて敦子は仕事の準備を始めた。
敦子は娘を放って仕事に向かった。
数時間後…
娘は我に帰り目の前の時計を見た。
「ヤバい!!」
「一時間目始まってるし!」
「母さん何で起こしてくれないの?」
食卓には朝ごはんとメモ紙が置いてあった。
『不良娘やっと起きたかぁ仕事行ってきます。しっかり勉強してきなさいょ』
「食べてる余裕無いし!」
そんな平凡な1日…
がこれから起こる出来事のほんの僅かな一時である事をまだ前田は知るよしもなかった。
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