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夫の車の助手席で10年の結婚生活を送ったあと、いろいろあって離婚。 ドライバーを失った私は一念発起で免許を取り、中古のカローラを買った。 初めて体験する運転は楽しかった。でも、助手席はいつもカラっぽ。 2ヵ月後、今はもう他人となった彼を誘って九十九里へドライブした。 初めて彼に運転姿を見せられて嬉しかった。でも、もう元には戻れない。 とりとめもない近況報告をし合って数時間すごしたあと、 もう会うこともあるまいと思いながら総武線の某駅で彼を降ろした。 「ここでいいから。元気でな」 「そっちもね。仕事無理しちゃだめだよ」 どこか寂しげな背中を見せて駅の改札へ向かう彼。 私はあふれる涙を抑えつつブレーキをアクセルに踏みかえ、 むなしい未練を振り切るように一気に加速・・・・・・・・    ガックンガックンガックンガックンガックンガックンガックンガックンガックンガックン あわてて駆け戻ってきた彼が「サイド!サイドブレーキ!」 あんな恥ずかしいことはありませんでした。 ムード、ぶちこわし・・・ _| ̄|○ あのときスマートに発進しておれば綺麗さっぱり忘れられたかもしれないのに、 結局今でも時々電話したりメールが来たりの煮え切らない元夫婦関係が続行中・・・ 一応初心者時代のことですが、微妙にスレ違いかもしれません。スマソです
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