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仮面を付けたままの事を忘れていた―――。
他我人「……アル=アジフ。占い師だ。気軽にアジフと呼んでくれ。」
もう、今までの世界には帰れないんだ。
未練を絶つには向こうにあった『自分』を捨てなければならない。
妹紅「なんでだ?名前がアルなんだろ?」
アジフ「いや、これでいいんだ。
それと、能力について教えて欲しい。能力って何だ?」
さっきの本に能力という言葉が複数書かれていた。
ミスティア「人や妖怪が持っていたりする能力よ。だいたい幻想郷に住んでいる人間は1/3ぐらいの確率で持っているわよ。ちなみに私の能力は『人を歌で惑わす程度の能力』よ。」
妹紅「私は『死ぬ事も老いる事もない程度の能力』だ。」
アジフ「妹紅って人間なのか?」
妹紅「元人間で今は妖怪だ。」
なるほど、妖怪でも色々あるんだ。
アジフ「俺は多分『魔術を扱う程度の能力』だと思う。」
ミスティア「外来人が自分の能力を既に自覚しているのって珍しいわね。」
それ以外は思いつかないし。
???「晩ごはんを食べに来たのだー。」
知らない内に後ろに黒い服を来た女の子が立っていた。
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