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えー、唐突ですが迷子になりました。
いや、迷子になったとは少し違う。
正確には突然現れた変な女性に変な術をかけられて飛ばされた
というべきだろう。
あのババア、よくもやってくれたな…!
風が俺を吹き抜けてゆく。
日が傾いて赤く染まった竹林。
そこに紺色のコートを着て仮面を着けた俺が立っている。
仮面は中世の貴族が着けて仮面舞踏会にでも出ていたような物だ。
多分、俺が仮面舞踏会に出ても問題はないだろう。
あるとするなら俺が踊れないぐらいだ。
俺がこうなった経緯を説明しよう
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