02.

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取り残された私は呆気にとられて、その姿を見送った。 なんと言うか、びっくりした。 健太とは、別れ際に告白されたため、次に会うことがあったら、もっとぎこちなくなるだろうと思っていた。 「好きだった」といきなり告白されて、どういう態度をとってよいか分らず、結局、転校後は連絡もしなかった。 あまりに普通で、戸惑った。 まぁ、あれから2年も経っているのだ。 他に好きな子も出来ただろうし、彼女がいるかもしれない。 健太にとっても良い思い出になっているのだろう。 そう納得して、部室に向かった。 ミカも、もう戻ってきているだろう。
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