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取り残された私は呆気にとられて、その姿を見送った。
なんと言うか、びっくりした。
健太とは、別れ際に告白されたため、次に会うことがあったら、もっとぎこちなくなるだろうと思っていた。
「好きだった」といきなり告白されて、どういう態度をとってよいか分らず、結局、転校後は連絡もしなかった。
あまりに普通で、戸惑った。
まぁ、あれから2年も経っているのだ。
他に好きな子も出来ただろうし、彼女がいるかもしれない。
健太にとっても良い思い出になっているのだろう。
そう納得して、部室に向かった。
ミカも、もう戻ってきているだろう。
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