始まり

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菜央には家族がいた。 父親の正孝。 歳は47 職は会社員 いわゆるサラリーマン 母親は菜央が四歳の時に病気で亡くなった。 正孝は シングルファーザーで 菜央を育ててきたが 中々、一緒にいる時間がなく祖母の元に預けたりしてきた。 だから、見舞いには祖母がいつも来るはずが なぜか今日は正孝が来た菜央の病気について 和行に聞きにきた。 『娘の病気について知りたいが詳しく教えてくれないか?頼む。』 と正孝が話す。 『ここではお話できません。別室にて伺います。さあ、どうぞ。』 と和行は正孝を菜央が いる病室から遠ざけようとした。 すると、菜央が 和行の異変に気づき 『和先生。どこいくの?お父さんとさ何の話に 行くの?? 菜央も聞きたいな?』 と話す。それに答える 『菜央ちゃん、待っててお父さんと大事な話 だから、お願い』 と和行が菜央に頼み込むと菜央は 『しょうがいな。 じゃあ、何か頂戴!!』とねだる菜央 『わかった。あげるから待ってて。』 と菜央に話すと 『わぁ~い。約束だよ』と嬉しそうになった それを確認すると 和行は正孝を診察室に 案内するため病室を出た 第2話 『菜央の病名』
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