第2話 『菜央の病名』

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和行から聞かされた 正孝はショックを受けた『白血病?』 と信じられなく和行に 聞き返す。 『間違いないか?』 と話すと 『はい。』とうなずく 正孝は 『どうすればいい?』 と和行に聞く。 『ドナーを探しましょう私の友人が探偵をしているのでその人に頼みます』と答える。 すると、正孝は 『俺を調べてくれ。』 と言い出した。 『え?…分かりました。お時間かかりますよ。』と話すと 『答えが分かったら早く連絡を』 と言うと検査室に案内することにした。 それから、一週間後 正孝の検査の結果が わかった。 『…骨髄の型が一致しなかったか。くそ。』 と和行は検査の結果に 怒りを抱いたが この結果を正孝に伝えるべきかと悩んだ。 和行は 『もしもし…』 とある相手に電話をかけた。 その相手は古くからの 友達で探偵をしていた。『おう。』 と出たのは鉄さん。 通称、なたと呼ばれて いるが本人は否定。 『暇か?』 『暇ね。まあ、確かに』とやりとりをしていると『検査結果を言うべきか?言わない方がいいのか?どっちがいい…?』 とてつさんに相談して きた。 『…相手は?』 『知りたいと…』 『ふーん。じゃあ、 教えてあげな、事実を』と話す。 『知らない方がいい時もあるけどな。』 とさらに言った。 『だな。仕事だし。』 と鉄さんに話した。 『それと、頼んだ事は やった?』 と鉄さんに聞くと 『もちろんだ。』 と答えるが 『いいのか?ドナー候補が少ないぞ。』 と不安がる鉄さん。 すると 『大丈夫さ。』 と和行は言い切った。 『まさか?…』 続く
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