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「あら?二階堂さんが後ろなの?」
斎藤さんがハンカチで手を拭きながら俺達に近づいてきた。どうやら彌生の前は斎藤さんらしい。
「よろしくね。で、私の隣はよしちゃんだよ~。」
「へぇ~。私の右斜めはストーカーさんか…恐いわ…」
「俺はストーカーじゃないし怖くもねーよ!!」
俺と彌生の態度の差凄いっすね!!!何もしてないのにさ!!!
結果違う席に行こうとしたら彌生の奴が強引に隣に座らせた………
「そう言えば担任が来てないんだが…」
「担任は毎年変わるよね。今年はあみだくじで決めたんだって」
あみだくじで担任を決めるのはおそらくここだけだろう…1年の時の担任は普通の男の先生だった。
普通が1番なんだが…安藤先生みたいな人がいる学校だからな………
「全く…ウチのパパにも困ったものよ……」
さっき聞いたんだが斎藤さんの父親はここの学園の理事長らしい。ほへぇ…すげー……
タッタッタッタッ…
廊下から足跡が聞こえてきた。担任が来たのだろうか?
その足跡は教室の前で止まった。その直後に………
ガシャン!!!!!!
ドアが吹き飛びました(笑)
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