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「安藤先生は容赦しないよね~。」
「風紀を乱す奴に容赦など不要である」
安藤先生が言うのは勿論正論ではあるが、彌生が言うのも納得出来る。
「ム?貴様…学校にゲーム機だと…?良かろう私がその根性を叩き直してやるわ!!!」
1人の男子が安藤先生に首根っこを掴まれた。終わったな…あの男子……
「では、遅刻したらマズいので」
「バイバイ~」
安藤先生に礼をして俺達は教室に向かった。後ろから男子生徒の悲鳴が聞こえたのは気のせいではないだろう……
「ねぇねぇ、いつになったら結婚してくれる?」
「結婚なんてする訳ねーだろ」
「なんでなんで?私は本気だよ!!」
グイッと俺の方に顔を近づける。ちょ…顔が近いっつーの…
俺は彌生から離れようと後ろに下がった。
「いたっ!!!」
誰かとぶつかってしまったようだ。
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