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エスカレートしていく母さんと紗英の口論。
最後の方には怒鳴り合いにまで発展していた。
「いい加減にしなさい。」
母さんが紗英の頬を叩く。
「貴方に指図されたくない。いつも家にいないくせに命令しないで。」
「貴方がいなくなったら沙輝はどうするのよ。」
「沙輝なんて1人でいたって平気よ。あたしはあたしの生き方をするから。」
そう言い残して玄関を飛び出してから、紗英が帰ってくることはなかった。
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