プレゼント・フォー・ハニー

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 ちょっと、いや結構ぐしゃぐしゃになっていたその切り抜きを、俺様は興味津々で覗き込んだ。  俺様に優るとも劣らぬイケメンが、こちらに向かってにっこりと微笑んでいる。 「ふむ。この髪型に決めた」  俺様は鼻息を荒げ、すぐに自分の額あたりの毛をスタイリングし始める。  う、うまくいかない。 「俺の家にヘアワックスというやつがあるぜ」  こたつの上で腹を天井に向け、完全に伸び切っているシロが呟く。 「ヘアワックス? それは一体何だ」 「毛がすごく立つクリーム」 「ま、まじか……」  俺様はゴキュリと喉を鳴らした。
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