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陽南
海斗の家は大きな一軒家
「どうぞ♪」
「お、お邪魔します」
私は海斗の家へと上がった。
私は無事、海斗の家へとたどり着く事が出来た。
まぁ海斗がいるから当たり前だけど…
海斗の家までは30分と聞いていたが予想外に1時間30分もかかった。
海斗の家まではとても乱雑な道をズンタカ歩いた。
「俺の部屋は階段上がって一番奥の部屋だよ♪お茶持ってくから、先行ってて」
「あ、うん」
私は海斗に言われたままに、階段上がって一番奥の部屋へと向かった。
ドアを開けた瞬間、呆然とした。
「広っっっっっ!!!!」
広いよっ
海斗の部屋は物凄く広かった。
「陽南?大丈夫?」
私は海斗の部屋の広さに動揺していると、海斗が心配そうな顔をして私を見つめていた。
「うんっ大丈夫」
「陽南…あのさ」
「何?」
「映画みない?」
「うん…いいけど…何みるの?」
海斗は棚をガサゴサして一つのDVDをちらつかせた。
「エクソシスト(笑)」
「げっ」
「嫌か?」
「……ぃ、いや?ぜ、全然」
めちゃくちゃ嫌でしたw
「そっか!」
そういうと海斗は部屋の明かりを消して、カーテンを閉めた。
なんでカーテン閉めるの……
そして、私の隣に座ると、リモコンの再生ボタンを押した。
エクソシストは所々に怖いシーンがあった
「大丈夫?」
「う、うん…大丈夫~」
そうやって我慢していくうちに私の恐怖は限界まで達していた。
「きゃっ!!」
私が泣きながら抱きつくと、初めは海斗もびっくりしていたが、そのあとは私を優しく抱き締めかえしてくれた
「海斗ぉぉ!」
「大丈夫w終わったよ?」
「あ……ほんとだw」
テレビを見るともぅエンドロールになっていた
「陽南はホント怖がりだな」
「……だってぇ」
半泣きの私をみて笑う海斗
私の涙を手で拭うと……
「陽南…好きだ」
と真顔で呟いてきた。
照れ臭いながらも
「私も好き…大好き」
そういうと海斗は笑って私の顔に近づいてきた。
恥ずかしいけど…
私は目を閉じた。
私は…海斗とキスをした
恥ずかしいけどファーストキス…
ファーストキスはもう少しロマンチックなのが良かったかな
幸せだった……
このとき私は冬麻との約束をすっかり忘れていたのは言うまでもない。
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