弟は尋常じゃなく…純粋だ

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映画が終わった頃… もう5時を過ぎていたが、弟との約束をすっかり忘れている私。 「楽しかった~♪でもそろそろ帰らなきゃ」 「そうだね。駅まで送るよ」 「ううん!大丈夫♪1人で帰れるし…」 「駄目だよ!!!こんなに遅くに1人出歩くなんて…お願いだから駅まで送らせて?な?」 「うん…ありがとう」 私の事をこんなに心配してくれるなんて… 凄く嬉しかった。 …でも…何か忘れてるような気がしないでもない。 あれ~? 「どうしたの?」 海斗が心配そうな顔を見せた。 「ううん!何でもない!」 気のせいだよね♪気にしない気にしない! 私は、海斗の家を出て駅へ向かった。
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