弟は尋常じゃなく…純粋だ

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「ただいま」 私は寒さで震えながら家に入った 「寒い…」 手がかじかんで、動かない… 早く自分の体を温めようとお風呂に入ろうとした。 「陽南!!!!」 お母さん…仕事から帰って来てたんだ。私にはお父さんがいないため、お母さんが仕事をしている。 「どうしたの?お母さん」 「冬麻と一緒に外で遊んでたの?」 お母さんは顔色真っ青で聞いてきた。 「ううん!違う。冬麻は遊んでないよ。それがどうしたの?」 「冬麻が帰ってこないのよ💦」 「はぁ?冬麻…夜遊びがはじ…」 あれ?ちょっと待てよ…何かを忘れてるような気がするのは何で? 「あっっっっっっ!!!」 私は声に出してしまった。まさか…! 私は思わず、家を飛び出した。 「冬麻…ごめん!!」 私は走ってる中で何回も謝り続けた。 約束を破るなんて…私最低… 私は心臓が爆発するくらい全力で走った… 今日、約束した場所に向かうために…
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