弟は尋常じゃなく…純粋だ

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「じゃあ、帰ろうか。」 そう言われた時、私は良心が目覚めた。 そんなはずない。 私が弟なんかを好きになるなんて…そんな絶対 しかも、今初めてドキドキしたんだから。 「うん」 私は心の中で否定し続けた。 「ねぇ…陽南…」 「な、何?」 「手…繋いでも…いいか?」 「うん」 私達はいつも馴染みある道を手を繋いで歩いた。 ねぇ…私…弟と手を繋ぐだけでドキドキするのは…何故? 今日の事がきっかけで冬麻の事が気になり初めて、ドキドキして…好きになるのはそのまた後の話
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