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「ほら!冬麻…手…」
私達は家のまえにいた。
「ごめん…」
こんなところをお母さんに見られたら大変だよね。
「ただいまぁ」
私達はお母さんが待ってる家に入った。
「陽南…おかえりな…冬麻!!」
お母さんの疲れきった顔は冬麻を見た瞬間、少し穏やかになったような気がした。
「母さ…」
「冬麻!!!こんな遅くまで…どこに行ってたのよ!!」
お母さんの怒った姿…久しぶりに見た…
「ごめ…」
冬麻…
「お母さん!!私が悪いの!!冬麻と出かける約束してたのに、私が忘れたから…」
私のせいで…冬麻が怒られるなんて…いやだもん…
「陽南…」
冬麻が何かいいかけた時
「とにかく!!お姉ちゃんは約束事は忘れずに!用事が入った時はメールとか電話をする!!」
「はぁい」
「冬麻はそんなに待たなくていいから来なかったら帰ってきなさいね!!」
「でも…やくそ」
「分かった!!!??」
ホント…お母さんは頑固
「…分かったよ」
冬麻は渋々了解した。
「じゃあ、ご飯にするから」
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