弟は尋常じゃなく…純粋だ

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…早く今日は弟に会わないと。どうせ遅くなったら怒るだろうな 私は弟にメールを送る事にした。 「えっと…授業終わったら、お母さんの誕生日プレゼント買うお店の前で待ち合わせね。…っと」 私は送信ボタンを押した。 すると2分しない内にメールの返信がきた。 速いぃ でもその文は 【了解】 …短っ!!! 私の弟は本当によく分からない。 そんな事を思って1人でムカムカを繰り返しているうちに、帰りのHRになっていたのは言うまでもない。 HRが終わり私は一時的自由の身になった。 早く待ち合わせ場所に行きたいが為に友達に寄り道を誘われたが全て断った。 教室から出ると…そこには、海斗が笑いながら立っていた 「海斗?」 「あ、陽南!あのさ…俺の家来ない?」 「えっ?…でも」 …約束が… 「でも…何?」 海斗は真剣な目で私を見た。 どうしよう… 私は時計を見た 待ち合わせ時間は5時 現在時刻は3時45分…位 まだ十分時間あるし… 「ぅ、うん……」 「マジ!?やった」 海斗は無邪気な笑顔を見せた 私はその顔を見ると断りざる終えないのだ。 私は時計を気にしながら海斗の家へ向かった
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