弟は尋常じゃなく…純粋だ

4/19
前へ
/71ページ
次へ
ーガタンゴトンーーー 私は海斗と電車の中で揺れていた 今、私は海斗の家へ向かっている 海斗の家は学校から30分ちょっとだ。 しかし家に帰るためには電車に乗らなきゃいけないため、電車に揺れている。 「ねぇ…海斗?」 わたしは疑問に思った事があったため、海斗に話しかけた。 「どうした?」 「どうして今日、私を家に誘ったの?」 「なんとなく♪」 海斗は笑いながらピースをした 「ふふ…そっか♪」 ー次は…次はーーー 「あっ!降りるよ。陽南!」 「あ、うん」 私は海斗に手を引っ張られ慌てて電車から降りた どうやらここが海斗の最寄り駅らしい。 私の降りたことがない…見たことがない駅 海斗の彼女なのに知らない事があるなんて… でも、海斗の事が1つ分かったと思うと、少し海斗に近づけたと思い嬉しかった。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

68人が本棚に入れています
本棚に追加