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また暫くの時が経った。
二人で笑い合い、教え、触れ合い、成体に変わり、交ざり合った。
とても、幸せな時。
ゼウスが動ける程度に回復して、時が動き出す。
「アテネに話があるんだ。聞いてくれるかな?」
「な~に?」
「実は…カオスは消えてない。弱々しけど、ずっとアイツの存在を感じるんだ」
いつになくシリアスである。もうフリ〇ンではないのだ。
「…それで、どうしたいの?」
アテネも、真剣に応えた。
「アイツは今、確実に弱い。消せるならば消して起きたいんだ。」
「ハァ…仕方ないわね。クスッ 帰って来たら、家族を作ってね?」
イタズラに笑うアテネ。
「家族って…わかった、ありがとう。行ってくるよ」
「何を言ってるの?もちろん、一緒によ!!」
「!?ダメだよ。危ないかもしれないし…待っててよ」
…
アテネは満面の笑顔で
「アテネと言い争いで勝てたことある?」
と首を傾げだ。
破壊力は抜群だ!!
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