第2章.世界創造

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ーーーーーーーーーーー また暫くの時が経った。 二人で笑い合い、教え、触れ合い、成体に変わり、交ざり合った。 とても、幸せな時。 ゼウスが動ける程度に回復して、時が動き出す。 「アテネに話があるんだ。聞いてくれるかな?」 「な~に?」 「実は…カオスは消えてない。弱々しけど、ずっとアイツの存在を感じるんだ」 いつになくシリアスである。もうフリ〇ンではないのだ。 「…それで、どうしたいの?」 アテネも、真剣に応えた。 「アイツは今、確実に弱い。消せるならば消して起きたいんだ。」 「ハァ…仕方ないわね。クスッ 帰って来たら、家族を作ってね?」 イタズラに笑うアテネ。 「家族って…わかった、ありがとう。行ってくるよ」 「何を言ってるの?もちろん、一緒によ!!」 「!?ダメだよ。危ないかもしれないし…待っててよ」 … アテネは満面の笑顔で 「アテネと言い争いで勝てたことある?」 と首を傾げだ。 破壊力は抜群だ!!
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